生活をしていく上で困ったことがあれば、地域で行われている各種事業のサービスを利用するのは賢い考え方です。介護や福祉、医療などのサービスは公的機関だけでなく、民間団体や企業によっても担われるようになってきました。そのため、自分に必要なサービスを利用して生活水準を高めたいと考えている人が増えてきており、総合窓口として地域の包括支援センターの需要が高まりつつあります。
地域包括支援センターでは、介護を代表とする各種支援サービスを総合的に扱っており、各施設で行われているサービスの紹介から、施設間のサービスの調整や施設との間で起こってしまったトラブルへの対応など、幅広く対応しています。そのため、地域包括支援センターに相談すれば、自分の状況に対して適切な支援サービスがなんなのかを問い合わせたり、各種サービスの違いを説明してもらったりすることができます。
ただし、需要が増しているものの、地域包括支援センターでも介護現場同様に人材不足が問題になっています。地域包括支援センターで働くためには、福祉や医療に関する専門的な知識が必要ですが、その条件を満たす人材が需要に対して追いついていない現状があります。そのため、福祉の現場で活躍している人にとっては、まさに狙い目の職場と言えるでしょう。チームケアに興味があったり、地域に貢献した仕事がしたいという人は、ぜひ地域の包括支援センターの仕事に注目してみてください。