協力して仕事を行うチームケアは、介護において重要な考え方です。しかし、離職者が多い施設だと成立しづらく、十分に機能していない所もあります。効果的にチームケアをしたいならば、管理する人が必要でしょう。
チームケアを行う際にそれを統括する管理者がいれば、医療も介護もそれぞれで協力体制を整えることが難しくありません。ただし、管理者一人では負担が大きいため、チーム全員がチームケアの重要性を知り、連携を図っていくほうが効果的です。そして、スタッフ全員で情報共有をして、迅速に対応していくことが重要です。
ただし、チーム内で先輩後輩の関係が強く影響するようだと、影響力のある人が不在の場合、対応がスムーズにできないことがあります。そうなると、介護支援にトラブルが発生してしまい、施設の信頼が失われる場合もあるので気をつけなければなりません。したがって、チームケアを行う場合は、管理者はもちろんのこと、ベテランスタッフにばかり頼るのではなく、誰もが臨機応変に現状を把握し、適切に動くことがポイントになります。
チームケアでは、時として短時間で適切な対処を求められることが少なくなくありません。そのため、リーダーは必要ですが、誰か一人に負担がかかるようなことがないようにしなければなりません。したがって、それそれが互いをフォローし合って、迅速かつ丁寧に業務に臨むことが大切です。そうすれば、トータル的な質の高い介護がスピーディーに行えるようになるでしょう。